新婦人ってどんなことやってるの?
「仲間のなかで子育てができた」「人生いきいきゆたかに…」「平和な世の中にしたい」など、若い世代から高齢者まで集まっておしゃべり、会員のやりたいことや困ってることなど、なんでも出し合えるのが新婦人です。あなたの願いを運動やサークル(小組)を通じて、班のみんなといっしょに実現していきましょう。
新婦人50年のあゆみ
私たち新日本婦人の会(新婦人)は1962年に平塚らいてうなどによって創立されて、2013年50周年を迎えました。
1960年代(創立の頃)
1962年10月19日、平塚らいてう(女性運動家)、野上弥生子(作家)、いわさきちひろ(絵本作家)、桑沢洋子(デザイナー)、岸輝子(俳優)、羽仁説子(子どもを守る会会長)ら、各界の女性32人の呼びかけで創立されました。
1970年代
東京・京都・大阪など全国にひろがった革新自治体。お年寄りや乳幼児の医療費無料化、公害対策など、住民の立場でさまざまな問題を解決しました。新婦人は草の根(要求をもった一人ひとり)から要求実現運動にとりくみ、福祉・住民目線の革新自治体を支えました。1975年の国際婦人年以降、女性たちのとりくみがひろがりました。
「ポストの数ほど保育所を」という運動は、現在でも「今も保育園つくって…子ども子育て新システムやめて…」と運動を続けています。
1980年代
1980年、「軍事費削って、くらし、福祉、教育の充実をー新婦人秋の行動」がスタート。「危険な通学路にカーブミラー・ガードレールを」「公園に新しい砂を」など、身のまわりのさまざまな要求をだしあい、自治体や国と交渉。毎年たくさんの要求を実現させています。男女平等・女性の地位向上をめざす新婦人「春の行動」にもとりくんでいます。要求別小組(サークル)の活動が本格的にひろがりました。
1990年代
「税金の使われ方がおかしい」とムダな大型公共事業の見直しを求めて運動。「子どもの権利条約」を学び生かす活動をすすめ、親子リズム小組も全国にひろがりました。阪神淡路大震災には助け合いの力を発揮、全国から支援しました。米兵による沖縄の少女暴行事件で抗議の意見広告を米ニューヨークタイムズ紙に掲載。核兵器廃絶署名6000万のうち新婦人が1000万以上集めて、国連に提出しました。
2000年代~
40年以上とりくんできた子ども医療費無料化を「国の制度に」と運動。学校施設の改善もすすめてきました。貧困と格差がひろがるなか、使い捨て労働をなくし、子育てと仕事が両立できる条件づくり、高齢者の差別医療反対、地域や職場での相談活動や助け合いの活動をすすめています。平和や男女平等のとりくみが評価されて2003年5月、新婦人は国連NGOに認証されました。「核兵器のない平和で公正な世界へ」「憲法9条を生かそう」と世界の女性とともに、行動をひろげています。2011年の東日本大震災・東京電力福島第一原子力発電所事故をうけ、被災者支援や復興、原発ゼロ、福祉と防災の町づくりの活動を強めています。2015年、戦後70年の9月19日、国民の空前のたたかいが列島揺るがすなか、憲法違反の戦争法を安倍政権が強行したことは、断じて許されないことです。女性たちのレッドアクションをはじめ多くの方とともに憲法と民主主義をとりもどす新しい政府を展望し活動しています。