9月1日、 艮香織さん(宇都宮大学)を講師に迎え、ジェンダー学習会「ライフスタイルにジェンダー視点を―社会と自らのつながり(結婚・家族・家事労働・子育て)をジェンダー視点でとらえると―」を行いました。
ジェンダー概念が提起したことは…とお話をすすめる艮さん。「性別や性差を根拠としてつくられている社会秩序、社会関係そのものを問題にする視点が重要」との指摘に共感の声があがります。「ジェンダー概念が『性は多様である』ということを可視化した」ということについては、この学習会で新しく学んだと感じた方も多かったのではないでしょうか。
「ここちよい関係性をつくるために必要なことは、区別ではなく多様性を認めあうこと。違っていてもいじめられたり、差別されないで誰もが大切にされる社会、人権を侵害されない社会を」とお話を結ばれました。
私たちがめざしていきたい社会の方向はやっぱりジェンダー平等の社会ですね!
感想では「男女平等と口では言いながら、心の奥では古い意識が刷り込まれていて、そこから抜け出していなかった自分に気づいた。」「『男女平等』だけでない広い視点を学ぶことができた。想像力をもって付き合えばここちよい人間関係が築けるという言葉に共感。」「『心地よい関係であることが一番』という言葉が印象に残った。」など寄せられました。
新日本婦人の会は創立50周年の今年を「東日本大震災復興、原発ゼロへ!いのち守る社会今こそ!創立50年の新婦人、憲法とジェンダー視点で運動・仲間づくり大きく」と活動をすすめてきました。新婦人東京都本部としてのジェンダー学習会は今年2回目です。こうした取り組みに興味のある方は、ぜひお問い合わせください。