10月11日、都議会第3回定例会が終了しました。
「
賛成意見を表明した日本共産党 里吉ゆみ都議は「 園庭のある認可保育園新設の一番の問題は土地取得費用が高すぎる こと。園庭は保育の質を支えるうえで大切なもの。 たくさんの親の願い。総合的な拡充も必要。 認証なども質の底上げを求めたい」と発言しました。
反対意見の多くは、待機児童解消の緊急性を認めつつ、
「 認可保育園新設に投資しても待機児童を解消できるかわからない。 50億円というが都民の税金を湯水のごとく遣うことは出来ない。 」
「多様なニーズにこたえるためにも、認証やスマ保、 家庭的保育などを拡充すべき。横浜方式にならい、 株式会社やNPOなど民間の力を使うべき」など、 認可保育園を希望しながら待機児童になっている保護者の切実な思 いとは距離を感じるものでした。
個人的な感想になりますが、 今回厚生委員会と都議会本会議最終日を傍聴し、反対意見表明の多くに「昨年の認可保育園の85% が賃貸型、借地型であり、土地所有型は時代に合わない」 というような発言には憤りを感じました。 土地所有型の新設が広がらないのは、 東京都自身が認証や小規模保育ばかりを推奨し、 土地所有のための補助をしてこなかった結果であり、 保護者が園庭のない保育所を望んでいるわけではありません。 反対意見表明をした会派及び東京都は、 保護者の意見にも耳を傾けた上で、議会に臨んで頂きたいです。
今、市区町村では、 子ども子育て支援事業計画策定のための話し合いが始まっています 。 認可保育園の増設やよりよい保育基準を設けるよう自治体に働きか けていきましょう。
また、 国の子ども子育て新制度によって自治体ごとに保育の質がますます 左右されていくことなど学びながら、運動していきましょう。
保育運動連続学習講座 こどもいきいき保育をまなぶPart1「子どもの豊かな育ちを保障する保育基準とは」11月9日(土) 時間 13:30~16:00場所:豊島区立勤労福祉会館3階 エポック10研修室1(予定)東京都豊島区西池袋2-37-4 (勤労福祉会館 3階)講師:柿田雅子さん(実践女子大生活科学部生活文化学科非常勤講師 元公立保育園園長)どなたでもお気軽にご参加ください。お子様の遊べるスペースあります問い合わせ:新婦人東京都本部 TEL 03-5981-8675