2013年8月6日 東京都教育委員会あての要請文
「自衛隊駐屯地での都立高校宿泊防災訓練実施の中止を求めます」
を届け、教育庁 総務部教育情報課 に要請内容と意見を伝えるため
懇談をしました。
8月6日の要請には14人が参加しました。
7月26~28日に都立高校の宿泊防災訓練が、陸上自衛隊の駐屯地でおこなわれたことについて、
学齢期のお子さんの保護者や都民として、不安や怒りの声を、それぞれ伝えました。
「なぜ防災訓練をレンジャー訓練がおこなわれるようなところで、
武力集団である自衛隊でおこなう必要が?」
「国防軍の創設まで言われている情勢の中で、
戦前のように教育現場から変質させないでほしい。親として心配している。」
「東京都の教育はどこへ向かいたいのかと不安。」
「学校のすることなら…安心、いいことでは…と、模範的で教科の点数アップにも…
ともてはやされて、防災訓練が自衛隊でおこなわれるのでは…と不安。
非公開というのもおかしい。」
「今回訓練をおこなった高校は近い。高校生の子どももいる。
訓練内容も明かされないようなものに、ふつうにいかせるのはどうかと思う。
美化された自衛隊の宣伝も不愉快だと感じている。」
「ゲームの中で育った世代の子ども達に、サバイバルやゲームのような感覚
で訓練をさせることは、学校の役割ではない。」
「防災訓練なら地域と連携したり、希望者ではなく
すべての子ども達にいのちを大切にする立場でおこなうべき。」
「指定校15校はどのように決められたか。訓練の内容は?など情報が出されない。」
「要請を担当課に直接行えるよう、昨年から要請しているが、改善されないのはおかしい。」
「就職難のなか、子どもたちに戦争にまきこまれていく布石をふませてはいけない。
戦争はなんの保障もせず、責任もとらないことは、歴史が示している。」
新婦人都本部としては、自衛隊駐屯地での防災訓練の中止および、、
生の声をきちんと担当課に届けることや、文章での回答を求め、懇談、要請を終えました。
東京都教育委員会は子どもたちのいのちを大切にする責任ある対応をしてほしいですね。